家族登山(シリ−ズNO.8)
登山のあらまし
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8月1日(火)雨 今回は雨の中の入山となる。計画では大樺沢を詰めて登る予定であったが、雨のためお池小屋までは尾根を 登ることとする。途中からパラパラと高山植物の出迎えを受けながら、雨具をつけゆっくり登ること3時間、 中腹に建つ「白峰お池小屋」に着く。今夜の宿はここにしよう。外では引率の先生による「高山宿物観察講義」 が開かれ、興味をそそる話し方に聞き入っている。 |
小屋近辺に咲くハクサンイチゲ |
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8月2日(水)雨 残念ながら今日も雨。雨具を着けコケモモ、クロユリ、ホソバツメクサ、クロクモソウなどが咲くトラバース ルートをたどり二股から大樺雪渓に入る。今年は残雪が多く、ここからの雪渓登りもかなり上部まで雪の上を たどって行けそうだ。次第に傾斜もきつくなってくる。 約2時間の雪渓登りの後八本歯のコルに着く。 |
大樺沢二股から雪渓を登る |
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雷鳥もこのガスの中ではじっとして動きが少ない。 |
コルで見かけた雷鳥 |
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稜線に出るや途端に西からの強風にあおられる。雨にもたたかれてかなり寒い。北岳の小屋で少し雨宿りを
させていただき、熱いお茶を飲む。うまい! 元気を取り戻して強烈な風雨の中を北岳頂上に向かう。帽子はかぶっていられない。頂上での記念写真も 道標につかまっていないとバランスが崩れる。吹飛ばされそうだ。早々に北側に下り今夜の宿「肩の小屋」に入る。 |
強風雨の北岳頂上 視界はガスで4〜5mしか見えない |
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8月3日(木)うすく晴れ やっと天候も回復に向かう。小屋の前からは遠く富士山が雲の上から頭を出してくれた。 |
肩の小屋から望む富士山 |
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鳳凰三山も見えてきた。 |
鳳凰三山 |
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今日はもう下山。肩の小屋から小太郎尾根の斜面をジグザグに下り、さらにつづく「草滑り」と呼ばれる草 の急斜面を滑らないように、膝のばねを利かせてくだり二股から大樺沢をくだり、広河原から帰路につく。 |
大樺沢に咲くミヤマハナシノブ |