家族登山(シリ−ズNO.12)

伊吹山

 と き・・・・平成4年7月31日(金)〜8月1日(土)
コ−ス・・・・神戸=阪神高速=名神自動車道関が原IC=伊吹山スカイライン〜伊吹山山頂周辺散策= 伊吹山スカイライン=名神自動車道=帰神

メンバ-・・・・夫婦二人旅


登山のあらまし
7月31 日(金 ) 晴のち夕刻より濃霧

写真1の説明 自家用車で頂上下9合目付近の駐車場に車を止め、頂上周遊コースに向かう。伊吹山は 高山植物の宝庫と言われており、標高の低いわりにはたくさんの花が咲く。信州の山と異なるのは、 北や南アルプス・中央アルプスなどでは7月後半から8月前半の短い期間に一斉に咲くのに比べ、 ここ伊吹山では5月ころから早春の花が咲き始め、6月、7月、8〜9月と季節の移り変わりに沿った 花が咲き、長い期間楽しませてくれることだ。しかし信州の山は多くの種類の花が一斉に咲くのに 対し、ここでは季節毎に変化する分、花の種類はそのときの分だけになるためどうしても少なくなる。 信州では一度の山行きで50〜60種類の花に出合えるのに対し、伊吹ではそれぞれの月に20〜 30種類というところか。
頂上付近はいつもお花畑


伊吹山の山頂にはいくつかの散策コースが設定されており、コースを外して踏みこむことは許されない。 散策道のすぐ脇にたくさんの花たちが迎えてくれるため十分満足だ。
伊吹山は単独の山であり、視界を遮るものはない。南斜面の麓に広がるスキー場のリフトも夏の眠りの様子。 歩いて登るときは約2時間をかけてこの斜面をジグザグに登ってくることになる。
たくさんの高山植物に満足し、駐車場に戻る。今夜はここで車中仮眠し、明日は”伊吹北尾根”を散策する予定。 夕刻食事も終えた頃よりキツイ濃霧に囲まれはじめときどき”ピカッ”とひかり雷雨の兆候も。
伊吹山頂上


8月1日(土) 濃霧のち曇り

ひどい濃霧だ。まだ明けやらぬ駐車場は濃霧で何も見えない。近くに立っているはずのオレンジ色の外灯もサッパリ見えない。 トイレに行こうと方向を探すがわからない。大体の見当をつけヘッドライトで手探り状態で探す。ほんの数メートル近くまで きてやっと「あった!」と探し当てる始末。
簡単な朝食を済ませ、テルモスに熱いコーヒを詰め、北尾根へ車を移動、北尾根の分岐点付近の道路脇に駐車させて、北尾根に入る。このあたりは山頂付近の 喧騒もなく、ごく限られた者しか歩かないコースであり静かだ。天候は今にも降り出しそうな雨雲が低く垂れ込めてくる。 静馬が原の急斜面を下り、花の写真をとりながらのんびりと御座峰の向かう。鞍部を通過し、小さなピークを越えると御座峰に着く。 時間の制約もあり、ここで昼食をとり来た道を引き返す。
スカイラインを下れば下界は晴れ。「まあこんな天気もある。これも山行き」 と納得しながら帰路につく。


シリーズ目次に戻る
ホームページに戻る