家族登山(シリ−ズNO.13)

春の大山

 と き・・・・平成5年5月2日(日)〜5月4日(火)
コ−ス・・・・神戸=米子=大山寺〜元谷〜夏道登山道から頂上往復=蒜山山麓観光=岡山 =帰神


メンバ-・・・・夫婦二人旅

登山のあらまし

5月2日(日)曇り後雨
マイカー渋滞を避けJRで出発。翌日元谷から夏道に入り頂上を往復することとする。
3時前に大山の旅館に入り、風呂に入る前にラジオの気象通報で天気図を書いておこう。どうやらこのあたりはすっぽりと 低気圧の中に入っている模様。「富士山では南西の風、風力9、風速22m、気温−3℃、雪」 と伝えている。かなり吹雪い ていることだろう。

5月3日(月)曇り 視界悪し
山小屋と違い朝は遅い。8時過ぎに旅館を出て元谷に入る。がらがらした河原を左岸に横切り夏道に向かう。 元谷から眺める大山頂上はガスの中。夏道を少し登れば所々に残雪の残った斜面となる。いちおうアイゼンは 持参してきたがこの程度であれば問題なし。朝の1ピッチは毎度のことながら息も切れる。まあ次第に馴れる だろう。上に登るにつれガスも濃くなる。7合目、8合目、9合目と急な斜面を稼ぎ10時30分に頂上に着く。 ひどいガスだ。なにも見えない。頂上の石碑には「大山頂上 1711m」と表示されている。たしか最初の大山登山 のときは1713mだったが、再測量の結果か、崩れが激しいためか2m低くなってしまった。ここから剣が峰への縦走路 の今は崩壊が激しく非常に危険な状態であり、たしか縦走禁止になっているはずだ。昔の縦走を偲びちょっと踏み こんでみたが雪解けの水分を含んだ風化した花崗岩の尾根はズルズルと崩れ確かに危険だ。
濃霧の夏道7合目付近の残雪の登り と 右は視界のない大山頂上(標高1711m)


5月4日(火)晴れ

やっと晴れた。麓から眺める大山の北壁は荒々しい。
今日は乗合観光バスによる蒜山観光をすることとし、電話で今日の空席を確認し、大山バス停で待つ。ゴールデンウィーク 中のためなかば諦めていたが運良く空いていた。
蒜山は大山とは対照的ななだらかな牧歌的な山だ。裾野にひろがる野原は牧場が多く、牛や山羊、羊がのんびりと 暮らしている。しかしバスは人ごみでごったかえす「高原駐車場」に入り「昼食休憩でーす。集合時間まで自由にお過ごしください」 との説明に昼食も早々に済ませ、少し離れたところへ移動し蒜山のひとときを過ごす。
バスは渋滞の中を予定のコースを離れ国道や県道をのろのろと進みかなり遅れて米子駅に着き、岡山経由で帰路に着く。
大山寺から望む大山北壁と稜線   右はのどかな風景の蒜山高原





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