家族登山(シリ−ズNO.14)

比良山

と き・・・・平成5年11月22日(月)
コ−ス・・・・神戸=JR湖西線比良=バス・リフト・ロープウェイ〜武奈ガ岳〜ワサビ峠〜金糞峠= ロープウェイ・リフト・バス=比良=帰神

メンバ-・・・・夫婦二人旅

登山のあらまし

今日は日帰りの比良山登山に出かける。JRで比良まで行き、バス・リフト・ロープウェイを有効に使い一気に運んでもらう。天候はよくない。リフトは樹林帯の中を登るため寒いが風当たりは大したことはない。しかし、その上のロープウェイとなるとまともに横風を受けるルートのため、運転を少し見合わせているという。ここのロープウェイは山の斜面を吊り下げているのではなく、下のピークと上のピークをまたぐ格好にロープが張ってあるため、途中は谷底から見上げるような完全な宙ずり状態であり、たしかに横風の影響はまとものようだ。しばらく待って風の弱くなるのを確認し運転再開。
山上駅の待合室の寒暖計は4℃を示している。結構風もきつく時雨もようのなかを雨具を着けて出発。途中から小雨はみぞれとなり、白い粒が地面を転がって行く。イブルキノコバと呼ばれる草原状の場所を通過し、視界のサッパリきかない中コースを慎重に判断しながら武奈ガ岳に進む。天候がよければ頂上からの琵琶湖の眺めもよかっただろうが仕方ない。昼食休憩後止まないみぞれの中をワサビ峠に向かう。濡れた熊笹の葉が足元を撫でズボンも靴も濡れてゆくが仕方ない。ときおり道端に咲く”ショウジョウバカマ”や”ゴヨウオウレン”などの山野草を鑑賞しながら金糞峠に着く。ここからはイン谷コースの下降も考えていたが、地図上で「危険コース」になっており、見るからに落石の激しそうなガラ場の谷なのでシャクナゲ尾根コースとする。少し視界も開け琵琶湖の湖面がキラキラと輝いている光景が確認できる。このあたりは”イワカガミ”が多いようだ。今は葉っぱだけであるが、春にくれば可憐な花が楽しめそうだ。14時30分にロープウェイ山上駅に着き、往路を帰路につく。



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