家族登山(シリ−ズNO.17)

北アルプス西穂高岳

 と き・・・・平成7年8月2日(水)〜8月4日(金)
コ−ス・・・・神戸= =帰神


 メンバ-・・・・夫婦二人旅

登山のあらまし

8月2日(水) 晴れのち曇り


昨年10月末に腰椎 椎間板ヘルニアの手術を行い、2度の入院で述べ半年の入院。4月に退院後はじめての夏を迎え、不安混じりの計画となる。あまり無理は出来ない。新穂高温泉のロープウェイを利用し、西穂高岳に登ることとした。今回は夜行列車も使わず明るい中での入山だ。高山線のL特急ではときどき車掌が沿線名勝地の 観光案内のサービスなどもあり、いつもと異なる雰囲気での旅のスタートとなる。
新穂高温泉で乗り込んだロープウェイからはガスの合間から残雪の白と森林の緑のコントラストが美しい。途中の中間駅で乗り継ぎさらに上へ。残念ながら笠が岳から抜け戸、槍が岳の稜線はガスの中。千石尾根の西穂高駅 からは樹林の中を進み、約1時間の登りで森林限界に建つ西穂高山荘に着く。
ガスで何も見えない西穂高岳頂上


8月3日(木) ガス・風共に強し
ガスで視界のない中小屋を出発。西穂高岳往復に向かう。このところ山の天候にはあまり恵まれない年がつづく。 独標まではなだらかな尾根道をゆっくり進み、独標のチョットした岩を登ればピークのテッペン。ここで小休止をとり さらに北に足を進め頂上を目指す。このあたりから穂高岳特有の岩稜地帯となり、今までのなだらかな稜線からは 一変する。大小10数個のピークをあるときは忠実に越え、あるピークは巻き道をたどりながら進み、ひときわ大きな ピークに着いたところが西穂高岳頂上であった。8時20分、西穂の小屋から2時間の行程。やはりガスは切れては くれず何も見えない。
帰路には高山植物の写真をと予定していたが、今年は花が少ない。小屋の管理人の話だと「今年は梅雨の雨が 多すぎたので駄目」と話しておられたが確かに少ない。
午後に下山し、麓の新穂高温泉の”笠山荘”が空いていたので1泊お世話になる。この宿も30年振りくらいだろうか。 ずいぶん立派に改装されている。暖かい山に出湯につかり美味しい料理に身も心も癒され今回の山行きを終える。
独標と頂上間の悪場 大小のピークが10数個つづく 
ひどいガスにルートを誤らないように進む





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