玉山紀行
洛菱会山岳部  藤原 琴二


 最近の山行で心掛けていることは、自分なりに何らかの冒険、挑戦、未知、ふれあい、そして最後に、運動の要素を含ませることである。今年も何度となく行っている裏山の天王山(270.4m)などは、今のところ最後の運動ぐらいにしか考えていない。
 その意味で今回の台湾、玉山は多くの要素を持った期待の山行であり、結果も素晴らしいもので生涯の思い出となった。
 道中で紹介させて頂いた如く、短歌にして残しておくのが私のやり方であり、その情景なり印象をよりリアルに呼び戻してくれる。
 今回は3首を記録に残す。

     揺揺と 越えにし越えて 今登る 玉山まじか 星の輝き

     ハンナ山 5年の仲間 玉山に 思い尽くせむ 御来光かな

     忠烈祠 何をか語る 衛兵の 銃のさばきに 靴の音

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